いじめ)遺族側再調査求め会見12/12 21:24nhk
去年、周南市で自殺した男子高校生の遺族の代理人が、12日記者会見を開き、自殺の原因を調べた県教育委員会の調査委員会の報告書について、委員会のメンバーの選定に問題があったと指摘し、県側に、メンバーを入れ替えて再調査を行うよう求めました。
去年7月、周南市で男子高校生が自殺した原因を調べた県教育委員会の調査委員会は、先に、「いじめのみを要因と考えることはできない」とする報告書をまとめたのに対し、遺族は、再調査を求めています。
12日は山口市で、男子生徒の遺族の代理人を務める清水秀俊弁護士が記者会見し、県側に、再調査の申し入れ書を郵送したことを明らかにしました。
その上で清水弁護士は、調査対象になった生徒をかつて校長の立場で指導していた男性が、調査委員会の委員長を務めていたことに触れ、「委員会のメンバー選定に最大の問題があった」と指摘し、県側に委員会のメンバーを入れ替えて再調査を行うよう求めました。
また、男子生徒の同級生が卒業すれば調査が難しくなるとして早期の実施を要求しました。
男子生徒の母親は、「知事が、親の立場に身を置きかえた場合に、今回の報告書が納得できるものか、意見をうかがいたい」と訴えています。