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●レジ袋の素材に違いはあるの?

有料化の対象となっているレジ袋は、素材がプラスチック製の買い物袋で、商品を入れる袋であること、持ち手があり、消費者が要不要を選択できるもの。一般的なレジ袋と言われるものです。

一方で、有料とならないレジ袋は、素材が紙や布でできた買い物袋だったりします。たとえば、景品や試供品を入れる持ち手がない袋だったり、福袋のように商品と一体化していたり、免税品を入れる袋のように別の法令で定められたものです。

もちろん、有料化の対象になっていないプラスチック製のレジ袋もあります。たとえば、プラチックのフィルムの厚さが50マイクロメートル以上であること、海洋生分解性プラスチックの配合率が100%であること、バイオマス素材の配合率が25%以上であることです。それぞれレジ袋には、必要な表示をすることとなっています。

たとえば、ケンタッキー・フライド・チキンがのレジ袋は、植物由来のバイオマス素材を30%配合したもので、有料化以降も無料で提供されます。
ケンタッキー・フライド・チキンだけではなく、マクドナルドやモスバーガー、吉野家、松屋、すき家、餃子の王将など、ファーストフードやテイクアウトができる飲食店は軒並みバイオマス素材を配合したレジ袋を導入して、引き続き無料で提供しています。

とはいえ、だいたいのお店が有料化となっている今、エコバッグはつねに携帯しておくと安心です。


●お店によってレジ袋の価格がさまざまなのはなぜ?

もともとスーパーなどでは、エコバッグ持参するとポイントがついたり、シールやスタンプがもらえて、集めると商品券として使えるといったサービスが行われてきました。レジ袋有料化で、こうしたポイント付与などのサービスを終了した店舗もあります。

販売価格は一律1枚につき1円、2円、3円、5円であったり、サイズによってS・Mが2円、L・LLが5円と金額が異なるケースや、紙袋はそもそもレジ袋有料化の対象外ですが、無料、10円、15円、30円、50円など、お店によってその価格が異なります。

これら有料の袋は1枚あたりは少額でも、積もっていけばそれなりの金額になります。今の時代、普通預金に100万円を預けても、1年でもらえる利息は約8円(税引き後)ですから、軽視できない金額と言えるでしょう。


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