札幌市豊平区で飼い犬の小型犬3匹と散歩していた女性会社員が大型犬に襲われ、2匹が死傷したほか、
女性も軽いけがをしたことが13日、北海道警札幌豊平署などへの取材で分かった。
大型犬と飼い主はその場を立ち去っており、同署は市畜犬条例違反容疑で捜査を始めた。

同署などによると、9日午後6時半ごろ、札幌市豊平区豊平の路上で、近くの女性会社員が
飼い犬の小型犬ポメラニアン3匹を散歩させていたところ、大型犬が突然、襲いかかってきた。
驚いて逃げ出した1匹が車にはねられて死に、もう1匹が何度もかみつかれて17針を縫う重傷を負った。
残る1匹は自宅前まで逃げ帰って無事だったという。女性も腰をかまれて軽いけが。

女性が逃げ出したポメラニアンを追って現場を離れた間に、大型犬と飼い主とみられる男は立ち去っていた。
女性は翌10日、同署に被害を相談した。同署は女性立ち会いのもと現場を実況見分した。

同条例6条は「犬が人に危害を加えた時は再発防止の処置を講じ、市長に届け出なければならない」などと
定めており、違反した場合には5万円以下の罰金が科される。【安達恒太郎、袴田貴行、日下部元美】

http://mainichi.jp/select/news/20150514k0000m040166000c.html