ニンジン畑に頭骨が落ちている図が恐ろしげになるというのなら、

共感を感じる対象であれば、ニンジンを食べることにすら忌避感は発生するということだ。

だいたい、植物にだって意識らしきものはあるわけで。人と規格が違うから認識や共感がしにくいだけだ。

構造体の中を行き来するインパルス、ネットワークが知能で知生体なら、

森の中を行き来するフィトンチッドや各種情報伝達物質があって、
森をひとつの知生体としてふるまうものだと認識することもできる。
「樹木たちの知られざる生活」っていう本を紹介してもらったっけな。

アリの巣も魚の群れも、脳も、AIも、森も、銀河も、ネットワークで知能だ。
規格が違うので相互認識は困難だが、不可能ではない。