(続き)

他にも突っ込み始めたらキリがないので程々で止めておくが、文章は下手でおかしな表現してるし、確認すれば
わかる年月検証もしていないデタラメぶり。
他のレビュアーの方もブルース・リーの映画公開時期の指摘をされていたが年月の誤りは他にもある。
「空手バカ一代が始まった1975年5月と言えば、第三回全日本大会を数か月後に控えた時期である。」と書いている。
しかし、第三回全日本大会が開催されたのは1971年である。空手バカ一代の連載が始まったのも1971年であるから、
1975年というのは明らかな間違いである。
この程度の事は確認作業をすれば簡単にわかるはずなのだが、小島はそういった確認すら怠る。
過去の著作でも多くの年月の間違いを犯している。
自著を「歴史書」などと言っているが、年月が間違ってる書物が歴史書などになるはずがない。

プロの物書きとは思えないおかしな日本語表現も相変わらず多い。
「俯瞰で見る」(二重表現。「白い白線」「骨を骨折」などと同類の誤り)
「私にむかって公言」(小島一人にむかって言った話を公言とは呼ばない)
「最大の功労者の一人、中村」(最大の功労者が複数いたらおかしいだろうよ)

これほど酷い本をよく新潮社は出したもんだと出版社としての良識を疑うレベルの最低本。
添野氏の口を使って、他人の悪口と嘘をまき散らしただけの稀にみる悪本。
名前と口を利用された添野氏が気の毒で仕方ない。

まともなライターの手による添野氏の一代記を改めて読んでみたい。
小島は数年前に空手、格闘技界を「ゴミの掃き溜めのような世界」と評し、この世界とおさらばすると言ってたはず。
一刻も早くおさらばして欲しいのだが、いつまで寄生するつもりだろうか?


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