(レビュー続き)


富樫宣資氏に対する批判でも嘘を発見した。
富樫氏は極真空手の第5回全日本大会で自己流の空手で5位に入賞した人物である。
小島はどうしても自分も富樫氏の試合を観たうえで批判した事にしたかったらしく、
「当時高校一年生の私は渋々ながら柔道部の先輩に連れられて大会観戦に向かった。」と書き、「富樫氏の試合を観て吐き気を催し野次を飛ばした。」と書いている。
しかし、これは嘘である。その理由は小島の年齢が違うからだ。
小島の経歴を見ると昭和34年生まれであり、第5回全日本大会が開催されたのは昭和48年。
つまり、昭和48年時点で小島は14歳の中学二年生である。高校一年生ではない。
おそらく栃木在住の中学二年生が、東京で開催される空手の大会を観戦に行くってのは年齢的におかしいので
高校生になってたという設定にしたのだろう。
他人の悪口を書くためなら自分の年齢ですら嘘をつくのが小島流である。

さらに言えば、小島は空手バカ一代を読んだ事がなく、初めて極真空手を見たのは東孝氏が優勝した第9回
全日本大会で、食堂のテレビ観戦だったと過去の著作やブログに書いてある。第9回全日本大会が開催されたのは
昭和52年の事である。第5回全日本大会を観たと言い始めたのは今回が初めてである。
小島の年齢もおかしいが、過去の自分の著作との整合性も取れていない。
空手バカ一代のファンでもない栃木の中学生が、わざわざ上京して極真空手の観戦になど来るわけがない。
明らかに嘘である。嘘を書いてでも富樫氏の悪口を書きたかっただけであろう。
こんな嘘を書いてもすぐにばれるだけなのに、頭が悪いので嘘もまともにつけない。