小島が(嫉妬心からか、一方的に)ライバル視してる夢枕獏先生のちょっといい話


(対談から)
小説を書く際、実際に役に立つのは
“文字”の資料――と語る獏さんですが
作品で描かれる“現場”の
“空気感”を知ることも大切――と、
同じく物語を創造する弘兼さんと意見が一致。
 
夢枕 「現場の空気を感じて文字にする・・・
     “やることはやった”という、
     その気持ちがほしいんです」 
 
弘兼 「見てないで書いたら
     “後ろめたさ”がありますよね。
     人に聞かれて
     『あそこに行った』と言えた方が
     堂々と書けますよね」
 
夢枕 「(現場を見ておけば)
     自分にも言い訳が立つし
     “あとがない”と
     自分を追い込むための ひとつの方法」