小島一志先生名言集
「医師から癌宣告されると自暴自棄になって他人に迷惑をかける患者もいるらしい。
だが僕の場合はそんな気は全く無かった。
むしろ『やっと芦原英幸先生のお蕎麦に行ける』とスッキリした気分だ。
僕は50歳で死ぬつもりで人生を全力疾走してきた。
だが周囲が呆れるほどの責任感の強さが災いして、舞い込んでくる執筆依頼を
断ることができず、死ぬタイミングを逃してしまった。
だからにとってガン宣告は・・・妙な表現かもしれないが・・・『渡りに船』なのだ。
今の僕は明鏡止水の心境。あとは命のろうそくが燃え尽きる瞬間まで残りの仕事を
全力で片付けることしか考えていない。
通夜や葬儀は倅と青水流の仲間に任せる。希望は特にないが、あまり大勢の弔問客を
集めて近所迷惑になったらあの世に行ってから芦原英幸先生に怒られそうだ。
だから通夜も葬式もあまり派手にはやらないでほしい」