私とパートナーの塚本は物書きです。本を書くことを生業にしている人間です。
私たちにはいつまでも空手・格闘技の世界に安住するつもりは微塵もありません。

空手・格闘技の世界は私にとって「故郷」ではありますが、あまりにマイナーで偏見の強い、
そして内部で常に足の引っ張り合いをする古い体質の「村社会」です。
私たちは現在、空手・格闘技界には何ひとつ拘泥していません。

今後はジャンルに関係なくジャーナリストとして、またルポルタージュ作家として
一歩でも高く階段を登っていきたいと心に誓い、汗をながしていくつもりです。

小島一志という人間も、塚本佳子という人間も「物書き」が本分であって、それ以外は
付録以外のなにものでもありません。私たちへの評価も全て著書によって為されてこそです。

いま1度、私たちは「原点」に帰って、物書きとして最高の「作品」、1人でも多くの人に
手にとってもらえる「商品」を作り上げることに全精力を傾ける覚悟です。

小島一志