>>889-890
あの言葉が捏造だったというのは有名な話だよな

「現代の龍馬像には司馬の影響を受けた創作や脚色が含まれていることも間違いない。
『死ぬときはドブの中でも前のめりで死にたいかという龍馬の名言がその一例。
昭和の人気アニメ『巨人の星』で星一徹が息子の飛雄馬にこの言葉を教えた場面があり、
私の世代にはこの言葉に感動して龍馬好きになった人もいるが、史料や手紙に
こんなセリフはない。

原作者の梶原一騎(1936〜1987)が、『竜馬がゆく』の中の「志士ハ溝壑ニ
在ルヲ忘レズ(志士はいつドブに落ちて死ぬか分からない)」という龍馬のセリフに
ヒントを得て創作した話とみられている。
『巨人の星』の週刊少年マガジンへの連載は、『竜馬がゆく』の新聞連載直後に始まっている。
「飛雄馬」という主人公の名前も「人間(HUMAN)・龍馬」から付けられたくらいだから
司馬の影響を受けるのは当然だ。やはり、史料に立ち戻らないと真の龍馬像は見えてこない。」