>>211
勾留執行停止は、必要最小限の期間しか認められません。

例えば、冠婚葬祭のために勾留執行停止が認められた場合、釈放されるのは通常1日だけですし、入院する場合も、治療に必要な期間に限定されます。

勾留執行停止の終期は、「○月○日○時○分」と厳密に決められますので、その
時間が過ぎれば再び勾留されることになります。

●勾留執行停止の流れ

@ 弁護士が裁判所に勾留執行停止を申し立てる
A 裁判所が検察官の意見を聴く。
A 裁判所が職権を発動する

勾留執行停止は裁判所の職権で認められるもので、保釈と異なり、請求する権利までは
ありません。そのため、弁護士から裁判所に職権の発動を求めることはできますが、
発動されなかった場合、不服を申し立てることはできません。