>>541
佐川幸義先生は、時に「神様なんかいないんだから、神様拝んだって強くならないよ。自分で強くしなければダメだ。」
と仰っていたが、菩提寺は真言宗で、若い頃に親父さんに言われて柳津円蔵寺で祈祷してもらったとかだから、
神仏を拝んではいたんだろうな。武田惣角先生の位牌も毎日拝んでいたそうだし。
佐川幸義先生が研究されていた易経も、陰と陽の組み合わせで8×8の64卦で宇宙天地森羅万象の全てを表し、易占によって神意を得る方法だからね。

ただ、天皇の事は嫌っていた様だったな。恐らく自分のルーツである会津が、明治維新で薩長と天皇と公家によって潰されたのもあっただろうし、
第二次大戦の敗戦で昭和天皇は責任を取らなかったという事もあっただろう。
だから、昭和天皇崩御の際に世の中は自粛ムードだったが、佐川幸義先生が「あんなの関係ないよ。」と仰って、
平成元年の道場の新年会をやったんだよ。