■ 夢現舎を辞めた塚本佳子さんのインタビューまとめ
 https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1811/02/news017.html

・20代のころは多忙を極めつつもやりがいを持って働いていたが、
 30代に入り管理職という立場になったことで状況が一変。
 会社の運営方針に対して疑問を感じるようになり、人間関係も徐々に
 ぎくしゃくするようになってしまったという。

・「30代のころは悩まない日はなかったと感じるくらい、
  仕事のことで常にストレスを抱えている状態でした。
  とにかくあのころは毎日辛かったの一言ですね。
  元々、編集者としての仕事が好きだったので、
  管理職になることには抵抗していたんです。
  ただ、社歴や職歴を考えると私しかいなくて……。
  やむを得ずといった流れでマネジメント業務をやるようになりました。」

・会社全体を見るようになると、今までは見て見ぬふりをしていた
 “会社の課題”が目に付くようになってくる。
 ただ、上司に意見を聞き入れてもらえるような風土の会社ではなく、
 塚本さんは違和感をずっと解消できずにいた。
 その結果、イライラが募り、周囲へのあたりが強くなってしまったこともあった

・私の場合は、疑うこともなく“会社の常識は世間の常識”だと信じ切っていたんです。
 私が働いていた会社では、職場で楽しそうにしている人がいると
 『あの人、仕事しないで楽しているな』という目で見てしまうような雰囲気でした。
 それも普通のことではないのだと、その時に初めて気付かされました」

・退職後には将来やお金に対する不安が増すかと心配していたが、実際はその逆だった。
 不安以上にストレスから解放された喜びの方が大きかったのだ。
 「正直なところ、お給料は会社員時代の半分。住宅ローンも抱えているので、経済面ではやはり今の方が大変です。
 でも、強がりとかではなく、ストレスやしがらみがなくなった今の方が充実した生活を送れています。
 もっと早くに会社を辞めておけばよかったとさえ思います」