小島さんは不思議な魅力を持った人物だ。
初めて会った時、彼の目を見て思った。
「これは粗暴な喧嘩屋の目じゃない。繊細な芸術家の目だ」
ところが体つきはごつくて筋肉は岩石のようにゴツゴツと鍛え上げられている。
明らかに格闘家の肉体であり、芸術家の体ではなかった。
芸術家の目と格闘家の肉体・・・では小島さんの心の中はどうなのだろう。
それについては各自が彼の著書を買って読んで判断すればわかるはずだ。
著書は作家の心を映す鏡なのだから。