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私は逆に南郷を責めるよりは「そこに自分の可能性がある」と考えたほうが益があると思いますね。
いや、「そこ」といったからって「南郷学派」に入るということではなく、
自分も南郷と同じように執筆活動をして、そこに価値を認めるファンを掴めたなら収入に繋がるわけですからね。
先に見たように南郷は一冊書けば200万円以上の収入を得ているわけですし、そうした家族を養うための収入を
「大人な通知表」と理解する考えも社会にはあるわけですし、
南郷の理論が最新の科学技術や最新の哲学を扱えないのなら、自分がそれを扱って世間に公表したなら
南郷のように200万円、300万円、400万円と収入を得れるかも知れません。

南郷自身がそうしているわけですからね。吉本隆明の『試行』に偶然に執筆するまでは
自分が何かを執筆することで100万円単位の収入になるなんて想像もしなかったのでしょう。

他人にやらせようとする人生よりも自分の主体的な能力を発揮して創造的な活動をしたほうが
何百倍も豊かな人生でしょうからね。