小島一志先生名言集
「海外文学との出会いは家によく来ていた父の友人がダモイ組だった事もあり、彼がお土産に持ってきてくれるロシア文学でした。特にアントン・チェーホフの『かもめ』を読んだ時には衝撃を受け、その後はまだ当時、翻訳されていなかった彼の短編集なども辞書を片手に貪るように読みました。
沼野充義先生はチェーホフの作品を「7割の絶望と3割の希望」と評していますがこれは非常に正鵠をいていると思います。
僕自身、自分が作品を書くときは現在の空手界の絶望的な状況を踏まえつつも、どこかで読者に希望を持たせる内容にできないかと四苦八苦しています。」