小島一志先生名言集
「文学やジャーナリズムに関しては様々なジャンルに手を出しましたが英米、そして特にスラブ語圏のものには非常にハマりました。スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチの『戦争は女の顔をしていない』を読んだ時には雷に打たれたような衝撃を受け、当時まだ無名だったアレクシエーヴィチにインターンの申し込みをし、約一年、彼女の元で修行をしました。
僕の作品がアレクシエーヴィチに似ているという意見は何回も受けましたが、非常に光栄な事だと思っています。アレクシエーヴィチはその後、数多くの賞を受賞し、ついにはノーベル文学賞をジャーナリストとして初めて受賞したのですが、彼女の元で僕がインターンをやっていた時と全く変わらぬ精力的な活動には頭が下がります。
彼女の文筆に対する姿勢を見ると自分などまだまだ青二才に過ぎないと痛感するのです。」