小島一志先生名言集
「極真の分裂騒動というのは目を覆いたくなるほど醜悪な物だった。
部外者ならば野次馬根性でこの騒動を楽しめたのかもしれない。
だが僕は極真の末席を汚す者として、そして総裁の側近として晩年まで
取材を続けてきた男だ。
部外者どころか当事者も当事者、台風の目の中にいたと言っても過言ではない。
交流のあった極真の重鎮達が分裂騒動で本性を剥き出しにして争う姿は
悲しく、そして情けなかった。
そんな中でも総裁の意を汲んで、毅然とした態度で空手の稽古を続けていたのが
中村誠支部長である。
無欲な彼の態度は僕の目にはとても清々しく映った」