もし一部の人たちしかその真実に触れることが出来ないのなら、仏法は単なる「絵に描いたもち」になってしまいます。

 いや、すべての生きとし生けるものを真実の世界に導き入れてこそ、本当の真実であると言えるのではないでしょうか。

 では、「真実の救い」である月に向かえない人はどうなるのか。

 それは、真実のほうから、すべてのいきものを救うという願いと力が、月の光となってすでに私たちのところに届いている、ということであります。

 私がもがく必要もなければ、あれこれと心配する必要もないのです。