自由性を持たせると言いましたが、決まっている突きの型は守っています。
でもそれさえ崩れても良いと思っています。

と言うのは自身の経験ですが、拙者はとにかく強く速くを重きに置き長い間鍛錬して来ました。
実は長い間型さえ崩れていたのです。
その型を見直した時、如何に本来の型が優れているのかを実感しました。
今自分の型はこうだが、本来こう、では感じる儘により強くより速くに忠実な型はどちらか…
と考えたら本来の型だったのです。
やはり長年で古くから培われた型は正しい事が多い。
でも本筋は其処なので、間の所作に捕らわれてはいけないと思いますし、実はその一定の所作もレベルに応じて変わるという事も解ってきます。

なので拙者が今後突きの間前後の予備動作等が変化する事はあり得るのです。

今のそれが重要なので、それに変化の無いそもそも決まってしまっている合間の動きは何かしら不具合が生じると思って置いた方が良いです。

飽く迄それは、創始者や作った記した物がその時の善きを伝えたに過ぎないという事。
そうそもそもは全てが個人的なオリジナルであると言う事を忘れてはいけません。

人は千差万別、そこに気付けてこそ本物。