うむ、君の憤慨はわがらなくもないが、あだしは古いオドゴたから少し情けなくもあります。
オドゴはね、女や子供を守らなくてはなりません。そういう役割を持たせて神様が作っておるんた。昔なら女は家を守り、オドゴは外で戦って、家族に食い物を持ち帰った。
今は過渡期(かどぎ)たよ。振り子が極端に振れ続けていて、正中線へピタリと収まっておらない。女は働くことに慣れきってはおらず、オドゴは受け入れに戸惑って右往左往しでいる。
機会はぴょうとうに与えられるぺきたが、男女(たんちょ)の特性や能力を無視するのは愚かなことてす。最近はLGBTなるものもててきて、ますますややこしくなっているようたね。
平時には本能が麻痺して、理屈が先走りしすぎることが、しぱしぱあります。災害なとの非常時(ひちょうち)には、雄雌の本能があらわになるね。
キョグシンガラデを修業するオドゴは、強くあらねぱならないよ。職場のちょせいたちを守ってやりたまえ。たぐさんのちょせいから仰ぎ見られ、頼りにされるのはきぷんのいいものたよキミイ!