前にも書いたけど武壇ってのは各先生方の道場の連盟みたいなものだから「武壇システム」のって言われても何が「武壇」のシステムか?ってのは先生毎に違うと思う。
自分の先生のシステムはわかる。そのシステムは自分の先生がそれまで修めてきた武術と劉雲樵から習った武術で出来上がった「その先生のシステム」先生が劉雲樵の弟子だったからひとまとめで「武壇」って言われているだけで。
だから自分が他の(武壇の)先生の弟子の武術を見て、「ウチと違いますね」って言った時も先生は「あの先生は今はああして教えているんだろう」と自分が正しいとも、向こうが違っているとも言わなかった。
この辺りは中国の文化らしく、良い意味でも悪い意味でもいい加減。本物、本物って言うけど何をもって本物とするか?だよね。
統一された物差しが門派間、流派間でもないし、歴史的に見て正しいかどうかも?となればウチは本物、あそこは偽物という議論自体が特に中国武術においてはナンセンスだと思う。
中国人って日本人が考える程物事を厳密に考えてないし、中華文化ってそもそもそう言うもんだって大陸である程度の期間中国人と一緒にどっぷり生活してみるとわかるよ(笑)