続き
フルコン空手の人にとっては当たり前だが、普通に上段蹴りやパンチに対して、
こう来たらこうよけるみたいなものが自然に身についていて、上級者同志のスパーだと演武のように攻防が行われていて
驚いた。少林寺だと演武で見事な動きをしていても乱取りになるとバタバタと子供同士
の喧嘩みたいになる。それからは少林寺の意識を捨てて空手の練習にのめり込み、地方大会では
優勝できるまでになった。組手のトーナメント大会での優勝は演武で最優秀賞を取ったときと比較にならず嬉しいし、誇らしいものであった。
フルコンは顔面パンチがないから弱いとか批判はあるが、殴られ慣れするし、練習で身についたパワーとスタミナ、
そして他武道でも使えると思った技は柔軟に取り入れる姿勢はやはり少林寺は見習うべきだと思う。
それからフルコン空手も黒帯を取得し、いったん中断、数年前から掴み、投げ、一応顔面ありの
某某フルコン系空手団体でのんびりと空手をやっており、昨年3本目の黒帯も取得した。
そこでは道着の袖や肩口を掴んで投げられる、これって少林寺が生かせると思ったが、
本気で袖を掴んで投げようとする人に対してはこちらも本気で当身をして瞬時に上膊や袖抜き(名前忘れました)
等を掛けないと、とても外せるものではないと実感した。少林寺時代にやってたマ〜タリ柔法の練習では
護身術として通用しないのがよく分かった。ただしこの某某空手団体は公式に試合がないので
その前にやっていたフルコン空手団体にいた人達に比べて、闘争心というか強さに対する取り組み、欲求が低い印象で、
やはり試合がある団体とない団体ではその差が大きいですね。
少林寺経験者が他武道を経験してまた少林寺に戻れば、だいぶ少林寺も変われそうな気がします。
少林寺は離れたけど、開祖の教えや考えは今でも大事にしているし、開祖の人間性とかに対する尊敬の気持ちは今も変わりない。
長文失礼しました。