B「受けと取りが横に正座、受けは相手の腕をからめ、強引に立ち上がろうとすれば
  受けは自動的に取りのおもりになって、立ち上がる事が困難だが…
  これを煙が立ち上る様に、浮き身&一調子で立ち上がると、受けを取った相手も
  なぜか取りの人と一緒にひょいと立ち上がってしまう」

 といった、重心の移動が雑だと止められやすいが、逆だと相手に止めにくい、止められない
 動きになるという「無足による重心の制御」の稽古
 といった感じの内容が複数用意されていて、大変難しいんだけど、武術という観点から見て
 自分の身体が如何に動かないかが自覚出来るので、面白い
 
 遊び稽古とよばれる身体の動かし方の練習を行った最後に、それらの総まとめとして、
 実際に型の稽古になり、その型を通してどの部分がさっきまでの遊び稽古で習った要点だったのか
 とかが、明らかになるといった流れだった
 (門人の人の話だと、柔術の裏7本目だか8本目とかでDVDや書籍では公開されてない型だそうな)
 
 詰まる処、遊び稽古と呼ばれる身体の使い方の練習は、
 古い空手で言うところの型の分解稽古に当たるのかもしれないね