私は、空手協会執行部の主張は、今後の空手協会の武道としての空手を根幹から揺るがす主張ではないか、
と考えています。空手協会の武道としての空手の稽古のために、試合のルールが変わることがあっても、試合のルールを根拠に、空手協会の空手が変わることはあってはならないように思います。

今回、一審に続き、空手協会執行部の主張(首席師範の陳述書に基づく主張を含む。)は、
排斥されましたので、ひとまず安堵をしております。しかし、空手協会執行部が、今後どのような方針を示すのか、不安を感じております。

時代の変化に応じて変わらなければならないところがあると思いますし、例えば、
総本部指導員稽古が、より安全な方法で行われるように対策を立てることについては、
私も全面的に賛成です。しかし、変わってはならないところも、あるはずです。
この点は、空手協会の空手を愛する、全ての会員に影響のある問題です。

私も、今後とも、武道としての空手協会の空手を守るべく、微力ではありますが、全力を尽くす所存です。