嘉納治五郎は、
望月などの高弟を植芝盛平に弟子入りさせたり、
清水師範を招いて講道館で杖道の講習させたり、
香取神道流も一時期講道館で講習させてた。
杉野嘉男が香取神道流を始めたのも、講道館での古武道研究会。
香取から講道館に派遣された
玉井済道、久保木惣左衛門、伊藤種吉、椎名市蔵の四師範に香取神道流を学んだ。
空手の船越義珍も講道館で演武して、当て身について嘉納治五郎自らが船越と議論した。
空手着が柔道着に似ているのは、船越が講道館で演武したときに柔道着を着てやったのがきっかけ。
それまではムエタイのように上半身裸とかで空手は稽古していた。
もし、嘉納治五郎がオリンピックにかまけてなかったら
講道館は武道的には非常に面白いものになっていただろう。