●BSの「アスリートの魂」という番組で新体操の皆川夏穂という子の話やってたんだけど、「スポーツ選手の本質」に関わる凄くいい内容だった。
この子は「引っ込み思案」な性格で中々自分に自信が持てなくて、ミスを恐れる。ロシアの女鬼コーチももどかしそうにしてるんだよね。
プレッシャーを喜びに変えられる様になったらこういう子は伸びるのにな。
人目とか風評とかは、気にしだすと凄く大きなものに感じるんだけど、「どうでもいいわ」と無頓着な心境になると「本当にどうでもよくなる」。
要は心の持ち様なんだよね。
トップ選手は「心の安定を如何に得るか」「普段通りの実力を出せるか」という、「自分との闘い」、「平常心」の部分で勝負してる。
自分に自信がある人は周りも見ていて気持ちいいもんなんだよ。
それで周りも「くつろげる」。
控え目な性格で「謙譲の美徳」を良しとする日本人には中々難しいけどね。
要は「何の為に戦ってるか」という勝負なんだ。
国際社会の舞台で戦おうと思ったら「見られるのが喜び」と思わなくてはならない。
やっぱ「自分が楽しむ」のが「人も見ていて楽しい」しね。
ある意味「自己中」「ナルシスト」の要素も要求される。
応援を力に変えれる人は強いというのはこの為。
矛盾する様だが、それが返って「人の為」にもなるんだよね。
ロシアの女鬼コーチも凄くいい人で、厳しいけど、誰よりもこの子の事思ってくれている。
ナビゲーターの吉田沙保里も「ミスは恥ずかしくない。どんどん見てもらえ」と、流石のアドバイスを送っていた。
いい番組だったわ。