FB見たら,>>409の続きがあった。イタコの予感…


松井章圭との対立、新極真会とのトラブル、プロ興行師への接近。盧山初雄の極真館との橋渡したのは私だが、組織における様々な規約を無視、盧山の面目を潰した。
当時、松井は黒澤の理解者として黒澤の空手環境の保全に尽くした。しかし黒澤はそれまでの黒澤ではなかった。宗教的洗脳を受けた完全な別人になっていた。
「神が見える」と公言する黒澤はそれまで自らが所属した極真会館関係者と絶縁。その後松井と対立する新極真会との和解する。
新極真会事務局長・小井の尽力で組織に受け入れられたにもかかわらず程なく新極真会とも喧嘩別れに終わる。
PRIDE(第1期)の立ち上げに主宰者格として関わることで「プロ格闘技」「エンターテインメント格闘ショー」の世界に没頭していく黒澤。
私は全ての理由は以下の言葉にあると確信している。
「小島さん、格闘技や芸能界に精通するある超大物に言われたんです。極真で武道を追求するといっても、館長の松井は商売に熱心で君たち選手を利用している。
黒澤君ならば1試合で1000万円の価値はある。松井や極真に騙されてタダで試合に出るのは馬鹿馬鹿しい。
黒澤君には1000万円の価値があることを無駄にしてはいけない。僕はもう松井の道具にはなりませんよ」

底なしの谷に、更には海溝に沈む闇の闇に堕ちていった黒澤浩樹。しかし、思い出して欲しい。
極真空手史上、強者揃いで選手層が厚かった1980年代初頭。
当時最年少、初出場で全日本選手権王者に輝いたときの黒澤浩樹は大会史上「最強」だった事実を私は疑わない。
翌年の第17回全日本選手権、現道に見れば松井章圭は決して王者ではない。大山倍達の策略によって黒澤は二度とトップに立つことが出来なかった。
本来ならば黒澤浩樹は全日本選手権で3回、世界選手権で2回は最低優勝していた。私は断言する。

黒澤浩樹の一生は神に見捨てられた業だったのか?
『黒澤浩樹 超人伝説』を世に出してから四半世紀。
極真空手に革命をもたらせた黒澤浩樹の伝説---王者がフッとした「悪魔の囁き」によって奈落の底に転げ落ちる。決して珍しいことではない。
だが黒澤ほど悲愴感に満ちた一生も珍しい。彼が本物のに超人だったからだ。再び黒澤浩樹の「超人伝説」を回顧する。