エミール・クレペリンによると、サイコパス のひとつに「空想虚言者」という類型がある。

1.【想像力が異常に旺盛で、空想を現実よりも優先する】 一見才能があり博学で、地理・歴史・技術・医学など、何くれとなく通じていて話題が豊富であるが、よく調べるとその知識は他人の話からの寄せ集めである。
2.【弁舌が淀みなく、当意即妙の応答がうまい】 好んで難解な外来語や人を驚かす言説をなす。
3.【人の心を操り、人気を集め、注目を浴びることに長けている】 自己中心の空想に陶酔して、他人の批判を許さない。

自ら嘘をついて、いつのまにかその嘘を自分でも信じ込んでしまうのである。