給食用タマネギ、北海道産と偽り中国産も納入
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131010-OYT1T00380.htm

 鹿児島県薩摩川内市教委は9日、学校給食用の食材を市に納入している同市の青果業者が、
北海道産と偽って中国産のタマネギを納入する産地偽装を行っていたことを明らかにした。

 市議会全員協議会に報告した。産地が偽装されていたのは、川内・東郷両地区の市立小中学校と幼稚園の計33校、
約7770人分の給食を作っている川内学校給食センターに納入されたタマネギ。
9月上旬に北海道産として納入された約540キロのうち、約110キロが中国産だったという。

 市教委によると、8月下旬の入札で、この業者が北海道産タマネギの納入を落札し、納入を始めた。
9月6日、同センターに「中国産ではないか」との情報が寄せられたため、業者に確認したところ、偽装を認めたという。タマネギはそのまま給食に使われた。

 業者は「北海道の天候不良で、指定されたサイズのタマネギがそろわず、中国産を入れた」と話しているという。

 市教委は今月中旬に各校を通じて保護者らに説明するとともに、不正の実態を究明して業者の処分を決める方針。