頭の固い年寄り連中は固定概念を持ちすぎなんだ。

ここで例を挙げていくことにしよう。
ある10代半ばの少年が、日曜ともなれば人で賑う公園で
野球もしくはサッカーをやっているのを想像してもらいたい。
ボールがいつどこに飛んでいくかも分からない。
野球に関してはバットを振り回して、時たま『カキーン』と音が鳴り響く。
これを年寄りはなんというか?

若い連中が健全なスポーツで汗を流している。
と、こう思うことだろう。

なぜなら、日常的にメディアを通してよく目にしているし、
または自分達も子供の頃によく遊んだ競技だからだ。
これは後者の方が固定概念を抱かした大きな要因だと言える。

だが、これがスケートなら?

なんだ、あれは。自分達の子供の頃にはなかった。
うるさい。不良のやるものなんじゃないか。

やはりこう思わせる大きな要因は、自分達が長く生きてきた中でやったことも見たこともなかったからだ。
いわゆる、分からないものは、全て拒絶し、認めない。
つまりこうだ。
自分が知っている普遍的なものは健全、知らなくて少し変わっているものを不良。

理解を示さず、自分に都合の良いように解釈をする、大人たちの勝手な思い込みが
子供達を追い詰めている。
それは今の日本経済や社会を見ていても言える事ではないだろうか?