>>99
品質の安定と向上と安定供給 それに勝るものなし。
どれだけの一次生産者が役所や系統団体の高付加価値産品生産の指導で泣かされたか?
耕作面積の広い北海道では高価格産品の生産のメリットは薄いしそもそも面積が広すぎ作業量的に無謀

北海道の米が復権した時の支持してくれた消費者層知ってる?
比較的若い主婦だよ。
レストランオーナーでもグルメ雑誌でも無い。
クリーンなイメージと安価な価格と食味のバランスが子育て中の主婦に歓迎されたんだ。

どんなに食味を向上させ日本唯一食味を数値化できるアナライザーを使って科学的に北海道米の美味しさを証明しても、
農水省も流通も他産地も飲食産業もその事実を認めてくれなかった。
でもやがてそれは「北海道米はマズイ」と言う既成観念にとらわれない若い主婦達に支持されていったんだよ。
オートアナライザーによる食味評価の正しさはそれで実証されて、
オートアナライザーで選別した同士の掛け合わせで品種改良のスピードはさらに加速した。
ようやく北海道米はマズイって評価は払拭されたけどそれってグルメ雑誌やマスコミのおかげじゃない。

あの頃の若い主婦に育てられた子供が主婦になり今子供に北海道米を食べさせてる。
それこそ北海道農業の最大の強みで財産だよ
きらら397発売の頃も若い一般の主婦じゃなくグルメ雑誌やレストランオーナーやマスコミの評価を気にしてたら、
北海道の稲作は滅んでいた。

マスコミやグルメナンチャラで一時の流行に乗って付加価値を得たところで流行りが廃った後一体どうなるのか?

無論JAきたみらいにもJA常呂にもレストラン向けやサラダ玉ねぎやちょっと高いのやらもあるよ。
でも札幌や東京の一部じゃなく名古屋までは流通しないのかな?
だとしてもそっちは佐賀産とか淡路島産とかが手に入るからもんだ無いでしょ。
他の産地の市場を奪う事は必ずしも得策じゃ無い