>>556
そこは近隣の湧別漁民がサロマ湖に海に出る小舟の通路を作ろうとしたら、
時化で崩れて巨大な開口部が生まれて湖の塩分濃度が高まり
結果漁民の糧だったサロマ湖の天然牡蠣が壊滅。
窮した湧別と佐呂間の漁民は養殖に乗り出すも失敗の連続。
そんな中なんとかホタテ養殖に成功し裕福になっていく
だがホタテ養殖に適さない常呂の漁師は常呂の農家にじゃがいもを貰って飢えを凌ぐほどに追い込まれる。
しかし不屈の闘志と共同の精神で牡蠣の再生と養殖ではなく天然ホタテの増殖に成功。
豊かな湖と海と暮らしを取り戻すまでを走馬灯のように描けば常呂がどういう所かの説明が不要になって、
小栗さんのエピソードにつなぎやすい。

戦時中の描写も河西さんの父が満州で地元の人たちに匿われ、
河西さんら家族だけがソ連進駐の中朝鮮まで逃げた描写と対比させるとかね。