野球、サッカーを始め、すべてのスポーツの原点が中国武術にあることは
良く知られているが、カーリングもまた例外ではない。現在のモンゴル国境
あたり、中国北西部で冬の間の遊びとして生まれたカーリングだが、競技名
の由来にもなった火輪具(カ・リング)はそれを武術の域まで高めた。

記録によると、彼は100kg近いストーンをまるで羽のように自在に操り、
おりしも襲来したモンゴル騎馬軍2000名をたった一人で撃退し、
これを聞いたチンギス・ハンは「優秀な騎馬1000頭の代わりにストーンを
10個集めろ」と言ったという。これがシルクロードからヨーロッパに伝わり、
競技化されたものが今日のカーリングである。