女子3000m
2強健在だが、高木妹にも可能性あり
10年ほどブストとチェコのサブリコワで2強状態を形成していて、ソチ後の距離別でも金銀を独占している
この2人に加えオランダのデヨングが、ここ2年の距離別で3位に入っておりプチ3強状態になっている
その他にも、オランダ3番手・ドイツのペヒシュタイン・カナダのブロンディン・ロシア勢など台乗りのライバルは多い
この種目で高木妹が今季世界1位のタイムを持っていても、メダル獲得が難しいと見る人が多いのは
上記の理由に加え、低地での3レース全て不発に終わっているのが大きい
カルガリーW杯で見せたレースが出来れば優勝の可能性もあるのだが・・・

女子5000m
3000mと同じ様な状態だったがブストが撤退し現在はサブリコワ1強
この種目2連覇中でソチ後の距離別も3連勝、番狂わせを起こせそうな選手もおらず3連覇へ向けて死角無し
高木姉はパシュートへの影響が出ない程度に滑ってください

女子パシュート
本命:日本だが組み合わせ次第では台落ちの可能性も
今の日本に1本のタイム勝負で勝てる国はオランダだけだが、五輪は他の大会とは違いトーナメント形式で行われる
どの国が来ても初戦は難なく突破するだろうが、問題は決勝ラウンド
準決勝と決勝or3決を1日で行うので2本滑る、ここで組み合わせが重要になってくる
決勝or3決は交代選手の力量と2回滑る選手のスタミナ残量勝負になる部分が大きいので、余力を残して準決勝を終えたい
オランダが裏へ行ってくれれば勝率は格段に上がる、準決勝:菊池で余力を残して突破し決勝:佐藤で勝負する事ができるからだ
逆に準決勝でオランダと対戦する事になった場合、かなり厄介な事になる
現実的に負ける可能性がある上に、佐藤を入れて全力勝負するしか選択肢は無く2本目の事を考えたレースも出来なくなる
勝敗に関わらず2本目は相当削られた状態の高木姉妹&連携に不安がある菊池で滑る事になり、大きな不安を抱えるレースになる
順当に行けばカナダorドイツと対戦する事になるが、カナダは5000mに強い選手を複数抱えておりスタミナ勝負には強い
ドイツはスタミナお化けのペヒシュタインがいる上に、彼女以外の個人メダルが期待できない事情もあり
この種目でのメダル獲得へ向け相当なチーム練習をして来ている
両国共に2本目は日本とのタイム差を詰めて来る事が予想される為、日本にとって厳しい戦いになる

女子マススタート
自力でのメダル獲得は高木姉妹で臨む事が最低条件、金は作戦次第
日本は昨季の距離別と同じ作戦なら高確率で高木姉を台乗りさせる事はできるだろう
優勝確率を上げるには、作戦にもう一捻り欲しいところ
最大のライバルは地元韓国のキム・ボルム、ショート出身でスプリント力・スタミナ・巧みなレース運びと3拍子揃った選手
特に最後の末脚が強烈で好位置からのスプリント勝負に持ち込まれると、この種目で勝てる選手は殆んどいない
昨季の距離別でも高木姉が最後の直線で抜かれ優勝を逃している
他にも強い選手はいるが、日本の作戦とボルムの差し双方に対処できる選手はいないのが現状
言及はされていないが、日刊スポーツのメダル予想で岡崎・青柳両氏がこの種目を金に予想している
他種目の予想が甘い訳ではないので、関係者にしか明かされていない五輪用の新作戦でもあるのだろうか
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