代表戦の3試合目、10エンド、後攻サード、ちなみ1投目の反省会

あの状態でダブルテイクという楽なガード破壊に逃げる方が弱気な一手だし弱気な相手のミス待ち作戦だったと思うけどな
あそこで左のドローコースを完全に防ぐのはかなりのピンポイントドローが必要で、作戦的にも攻めのガードだし、
反対側の右のドローコースを完全に防ぐのもガードの位置が限定されるので結構な精度が要求される
そのかわり、決まればかなりの確率で勝ちが確定する局面でもあった

結局、アイスの霜の影響でちなみのガードは両方ともショートした
でもある程度はドローコースを防いで相手をほぼ詰みの状態にすることに成功した
右のダブルのランバックならまだしも、左のトリプルランバックなんてカナダやスイスだろうと基本、決まるわけない

ガードが決まった後では左右どちらからのドローでもナンバー1を押し出すにはウエイトが明らかに足りないし、
世界を相手にするからこその攻めの作戦だったと思うけどな

あの局面からガード破壊で行くなら最低でもトリプルテイク1回、ダブルなら2回成功させる必要がある
それでもシューターの位置によってはガードが残るから、むしろ自分の首を絞める結果になりかねない
実際、相手のガードを2つ切るとその後の配置が不利になるので
「前2つは切れない(1の石にフリーズショットが来て簡単には出せなくなるから)」とロコのメンバーが発言していた

あの縦3つと自分の石がナンバー1という配置を最大限活かすには左からのガードがベストだったと思う

藤澤は最初、ちなみの調子を考えてか?最後に自分で決めれば良いと考えてか?は知らんけど、
選択肢としては楽なガード破壊(しかも縦に直列してたのでダブル狙いは無意味だから単発のピール)を選んだ
でもちなみがそれを良しとしなかった

ちなみが不調だからあそこでドローに逃げたってのは違うと思うんだよね
難易度で言えばピールなんかよりもピンポイントでガード置く方がむずい展開だった