4歳の娘の全身に傷 母親逮捕
02月18日 16時03分

鹿児島県いちき串木野市で当時4歳の娘を殴るなどの暴行を加え、けがをさせたとして29歳の母親が逮捕されました。
娘の全身にはおよそ100か所もの傷があったということで、警察は虐待が繰り返されていた疑いがあるとみて調べています。
調べに対し、母親は容疑を否認しているということです。

逮捕されたのは、鹿児島県いちき串木野市袴田の水産加工会社アルバイト、野久尾真代容疑者(29)です。

警察によりますと、野久尾容疑者は、先月、4歳だった長女を殴ったりひっかいたりなどしておよそ2週間のけがをさせたとして、傷害の疑いがもたれています。

先月下旬、児童相談所に「虐待を受けている可能性がある児童がいる」という長女についての情報が寄せられ、警察が捜査を進めていました。

長女は現在、県内の福祉施設で保護されていて、医師が診察したところ、全身にあわせて100か所もの傷が確認されたということです。
傷には古いものもあり、警察が虐待が繰り返されていた疑いがあるとみて調べています。

また、おととしの段階で虐待の可能性があるとして市や児童相談所、警察で対応を検討しており、6月には自宅近くの住民から「泣き声がする」という情報が寄せられたため、警察官が自宅を訪ねましたが、その時は、目立ったけがを確認できなかったということです。

警察の調べに対して、野久尾容疑者は「私は娘に対して手をあげたことは一切ありません」と容疑を否認しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20190218/5050005691.html