278可愛い奥様2018/12/08(土) 10:00:27.17ID:ZxQYhUPx0>>280>>281
>>277
(以下、エピローグ)
13(409頁 4行目〜)
徳岡と相原がKとUの居場所を探すと、二人は「PIS」の事務所にいることがわかった。すぐに
弁護士が事務所に出向き、「あなたに法的な権限は一切ない」とKに伝え、会社の帳簿と関係
書類を没収した。これを調べたところ、かなり帳簿をいじっていることが判明した。さらに
後日、PISが提出した決算書によると、一千二百万円近い使途不明金があることが明らかになった。
14(409頁 9行目〜)
この後、Kはいったん会社から手を引く素振りを見せるが、後日、株主総会も開かずに、突然
「PIS」の代表取締役におさまった。驚くのはもう一人の代表取締役に娘のHが就いたことだ。
(それまでHは役員として名を連ね、月々、給与の名目で金をもらっていた)。その時点で、
会社には少なくとも四千万円の資金があった。その金のほとんどは、この二年間にたかじんの
ポケットマネーから投入されたものだ。
15(409頁 14行目〜)
Kは社長に就任すると、関西テレビ、読売テレビ、テレビ大阪の三局に対し、「たかじんの名前
を冠した番組」の冠使用料(看板料)を要求した。しかし三局とも法的根拠がないと撥ねつけ、
Kの要求を拒否した。三局ともたかじんの遺言通り、遺族であるさくらに「冠料」を支払うことに
した。さくらはその受け皿のために、弁護士や井関らのアドバイスを受け入れて「Office TAKAJIN
」という事務所を作った。するとまもなく「さくらが三局のスタッフと寝て、冠料を取った」と
いう噂が業界内で立てられた。
16(410頁 1行目〜)
なお、一部の週刊誌で看板料は一回放送するごとに約百万円と報道されたが、そんな高額はあり
えない。ただ、具体的な金額を明かすわけにはいかないが、収入の途絶えたKにとっては少なく
ない金額だ(たかじんが生きている間、Kは毎月五十万円の給料を得ていた)。