840可愛い奥様2018/06/28(木) 15:03:42.00ID:m3KN6RTN0
>>839続き
「原告最終準備書面5(一部省略)」B
る(被告百田14〜15頁)。原告はただ純粋に一私人としての社会生活を送っていたにすぎない。
本件各記述は結局のところ、さくらがいかに素晴らしい女性であったかということをただ強調する
ために用いられただけであり、これに対する悪役として原告の私的な言動にかかる本件各記述の描
写には一切の公共利害性は存在せず、正当な公共的関心事項であるとはいえない。
さらに、被告らの目的は、『殉愛』の販売部数を稼ぐために、事実をねじ曲げ、脚色、誇張に満ち
た事実を書き連ねて、「愛を知らなかった男が、本当の愛を知る物語」(甲2)と仕立て上げるこ
とである。他方、さくらの目的は、それまで週刊誌等で記事を書かれたことで自分の評価が下がっ
ていると思い、これをくつがえそうとして、被告百田にすり寄り、『殉愛』を書かせたことにある。
さくらのこの目的については、さくら自身が『殉愛』執筆にあたって取材を受けた動機についての
質問に対し、「いろんな批判のようなことを書かれましたし、週刊誌の記事、あることないことも
書かれましたので、そういったことを、私がお会いしてない人や取材もしていない人が書いている
というところに納得がいかないっていう話を百田さんにしました」と答えている(さくら41頁)こ
とに表われている。
すなわち、さくらは、自らの汚名回復を目的として被告百田に『殉愛』を書かせたのである。そし
て、被告百田は、「愛を知らなかった男が、本当の愛を知る」、「かってない純愛」の物語(甲2)の
ヒロインである、さくらを際立たせるために、さくらが嫌がっていた原告ややしきたかじんの長女
について、虚偽事実をふんだんに並べたうえで、『殉愛』を執筆し、発行に至った。なお、原告と
しては、さくらのこのような目的のために、会ってもおらず、また取材を受けていない被告百田に
よって、本件各記述を書き連ねられたものである。仮に被告百田が、さくらの上記回答のような話
を聞いて、『殉愛』の執筆を行ったのであれば、それこそ被告百田が、原告に会いもせず、取材申
込みすら行わずに『殉愛』を書いたことはまさに確信的行動であり、ここに被告百田の悪質性が強