838可愛い奥様2018/06/28(木) 14:27:07.00ID:m3KN6RTN0
>>837続き
「原告最終準備書面5(一部省略)」A
怠惰で薄情で、師匠を師匠とも思わない男で、それがゆえに師匠からはばかにされていた男である
という事実を書いたということについては、間違いない」ということを明確に認めている(被告
百田14頁)。
つまり、『殉愛』では、著者の被告百田が原告のことを「無能で怠惰で薄情で、師匠を師匠とも思
わない男で、それがゆえに師匠からばかにされていた男」と描写しようと考え、実際に本件各記述
において被告百田の意図するようなエピソードとして具体化したものである。
その内容は、『殉愛』のヒロインである「やしきたかじんを天国に連れて行くために遣わされた天
使」として描かれたさくらをさらに美化し、「愛を知らなかった男が、本当の愛を知る」、「かっ
てない純愛」の物語(甲2)とするために、より劇的に、読者にとってより刺激的に、さくらと対
立し、さくらの足を引っ張り、さくらとやしきたかじんの愛の障害となるよう様々な工夫を凝らし
て書かれたものである。これらはさくらに対して嫉妬し、陰湿な嫌がらせをするようなものである
から、多額の金銭の着服を疑わせるような記載まで、実に多岐多様にわたっている。これら記載に
よって、原告の社会的評価は地に堕ちたことは明白であって、その影響は原告の仕事に及んだだけ
でなく、家族が大阪に住み続けることが困難になるなど、生活環境にまで及んだ重大なものであっ
た。
このように、著者の被告百田が意図して原告の社会的評価を下げようとして描いた原告像は本件各
記述に具体化されているのであって、被告らが、本件各記述は社会的評価を下げるものではないと
主張すること自体、自己矛盾を孕んでいる。
2、本件各記述に公共利害性、目的の公益性がないこと
被告らは、本件各記述で原告の言動を指摘した意義について、「やしきたかじんの最期の2年を明
らかにし、国民の高い関心に応える」、「やしきたかじんの最期の2年間に深く関わった人物であ
り、本件書籍を執筆し出版した目的からすれば、原告に関する記載は、必要不可欠」、「本件各