吉野家みたいな店員が通るためだけの通路があるコの字カウンターのラーメン屋で、
厨房は奥だし割と店内は静かなのに客は向かい合ってるから
なんとなく他の客の会話を完全に聞いてるような状況
おっさん客がラーメン食べ始めてから白飯も食べたくなったらしく
「お兄ちゃん、ご飯もらえる?」と軽快に声をかける
その店は食券なのを思い出してか「あっ、食券か!ゴメンゴメン」と、財布を取り出しながら(追加注文は現金でお気軽にどうぞ)という張り紙が目に入ったんだろう
「あっ現金いいのか、じゃご飯もらえる?」と、ここまで一人で大声でクルクルと喋ったわけだが
愛想のない店員が「ご飯切らしてまして…」
チーン、みたいな
客全員が「気の毒に…」となってる空気が漂った