とあるプロ野球球団がありました。
男女平等の現代らしく、球団はついに女性選手を獲得しました。

しかし、女性選手は最初こそ男性選手に負けじと熱心だったものの、
徐々に男性との体力差や能力差に気付いたのか、それとも生まれ持った性なのか、
練習の手を抜き、サボり、お喋りにばかり時間を費やす様になりました。
監督やコーチに注意されても、「生理が」「ホルモンバランスが」と
お決まりの言い訳を口にして真面目に取り組みません。

試合でエラーやミスを犯しても、今日もホルモンが生理がと言い訳を続けます。
おまけに、注意した監督やコーチを「セクハラだ」「パワハラだ」と批判します。
練習も真剣にせず、試合でも役に立たない彼女の年棒は当然まるで上がりません。

「これは女性差別だ!女性の体は云々かんぬん。差別だ!格差だ!年棒上げなさいよ!」
ヒステリーを起こした彼女の迫力に、オーナーは決めました。
「よし、じゃあ活躍してる奴もしてない奴も同じ年棒だ。文句ないだろ?」
オーナーの決定で1億円の年棒のスターも500万円の彼女も同じ2千万円の年棒になりました。

どんなに活躍しても2千万しかもらえないスターは、あっという間に他球団へ移籍。
後を追うように次々と中堅どころの選手達も移籍し、球団の戦力は大幅ダウン。
残ったのは、元々才能の乏しい選手と、既にロートルな選手、それに女性選手でした。
残った選手達は活躍しようがしまいが2千万の年棒が保証されているので、
積極的な練習も行わず、当然ですがチームの試合結果は散々なものとなりました。

勝てないので観客動員数も減り、グッズも売れず、球団の収入は右肩下がりです。
試合には勝てない、選手は危機感無いのでやる気無い、八方塞がりの状態にさすがに
慌てたオーナーは、同一年棒制を廃止するのでかつて在籍したスターや選手に戻って欲しいと
頼みましたが、女性の言いなりとなるオーナーを信頼できず、当然返答はノーでした。

結局球団は身売りに出されましたが、残っている選手の余りの駄目っぷりに、誰も
購入の意欲を見せず、チームは解散され、女性選手も残った選手も職を失いましたとさ。