岩手・宮古と室蘭結ぶ定期フェリー 20年3月運航休止
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53620440Q9A221C1L01000/

岩手県宮古市と北海道室蘭市を結ぶ定期フェリー航路を運航する川崎近海汽船は20日、2020年3月末で運航を休止すると発表した。
18年に就航したばかりだったが、収益の柱である貨物利用が伸び悩み、利用増が見込めないことなどから、運航継続は困難と判断した。
20年4月以降は同航路で寄港している青森県八戸市と室蘭を結ぶ八戸―室蘭航路で運航する計画だ。

同社は三陸沿岸道を利用して東北と北海道を結ぶ新たなルートとして、宮古―室蘭航路を18年6月に開設。
県などによると、19年10月までの輸送実績では旅客が約4万人に上った一方、貨物利用は約5300台にとどまった。
運航会社側からは「トラックの利用が伸びず、採算が厳しい」との声が聞かれたという。