>>664-665
>何故10号のバイパスの椎田道路や宇佐別府道路を東九州道にしたんでしょう?
>新設して建設して別ルートにすれば良いと思うのですが?

それをやろうとすると北九州〜宮崎間は2018年現在でも未開通区間が残っているままだったかもしれなかったから

椎田道路、宇佐別府道路、延岡道路、延岡南道路、日南志布志道路、隼人道路などは「高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路(A'路線)」
この方式が生まれたのは、高速道路の建設が順番的に後回しにされるような地域が少しでも早く高速道路の恩恵を受けられるようにするため、そして路線の早期完成を実現するため
分かりやすく言うと、もともとは普通に一般道(国道)のバイパスとして建設される計画だった道路を高速道路に組み込むというある種の「裏ワザ」である
要するに、>>662の言う「本来ならばバイパスではなく先にあのルートに東九州道をつくるべきだった」を前述の区間で実践したわけよ

高速道路が無かった時代は、福岡市が地方中枢都市である事から国策的に「九州各県都から福岡市に繋がる路線(九州道・宮崎道・長崎道・大分道)を整備する」のが最優先であった
そのため、東九州道・南九州道・西九州道・九州中央道などは全くと言っていいほど放置されていた
A'路線は、そのことに危機感を覚えた沿線民や代議士の尽力で生まれた方式なんだよ
全通した今でこそ車もたくさん通ってて不思議に思うかもしれないが、当時の東九州地域に対する風当たりの強さを考えるとその気持ちはよく分かる

しかし、当然それによる将来的な弊害も織込み済みであった
・「一般国道バイパスは建設済み」とされてしまう事から他にバイパスを作る事が難しくなる
・高速道路でもあることから需要の多い地域ほど有料区間(NEXCO管轄でも採算が見込めるから)として残ってしまう。しかも料金は割高になる

その結果、椎田道路・宇佐別府道路・延岡南道路・隼人道路は交通量が多いのにバイパスは有料、並行現道は片側一車線のままになってしまった
個人的には、A'路線は新直轄方式の無料高速で建設されるような地域でこそ真価を発揮するものだと思う
そういう意味で日南志布志道路には期待している