>>891
小説から学術書読む方が、喫茶店で愉しい時間過ごせるけぇのう。
「風と共に去りぬ」は、バトラー発言部分が現実指摘じゃけぇ。
http://blogpal.seesaa.net/article/2250978.html
「ミード博士が南北戦争の大儀を守るための演説を述べる。
「しかし、南部の愛国的男子や婦人にとっては神聖なものが沢山ある。
略奪者から我が国土を守るのもその一つであり、州権もその一つである。そして・・・」
対するレット・バトラーの次の言葉は、実にわかりやすい戦争評だ。
「戦争は全て神聖です。ただし、戦わねばならない人達にとってはです。もし戦争を
起こした連中が、戦争を神聖なものにしなければ馬鹿馬鹿しくて誰が戦うもの
ですか。しかし戦争をする馬鹿者に雄弁家どもが、どんな景気のいい標語を与え
ようとどんな崇高な目的をこじつけようと戦争にはただ一つの理由しか絶対に
ありません。それは金だ。戦争は、全て、実は金の奪い合いなんです。 けれども、
それを悟っている人はほとんどいません。彼らの耳は、太鼓やラッパの音、銃後に
あって大言壮語する雄弁家どもの 美麗字句で塞がっている。…
マスコミの本質も、
[スカーレット「もうすぐイギリスとフランスが、あたしたちの味方をしてくれる
のをよく知っているくせに、そんなことをいうなんて随分ひどいわ。それに・・・」
レット「おや、スカーレット、君は新聞を読んでいるようだ。これは驚いた。
もう新聞なんか読むのはおよしなさい。あれは女性の頭を混乱させるだけだ。
(中略)いや、スカーレット、外国が援助の手を差し伸べられるなんてことは
南部の士気を高揚するために新聞がでっちあげたものなんだ。南部同盟の運命は、
もう決まっている。 今はもう、らくだのように自分のこぶを食って命をつないで
いるだけだ。」