先日、歴史学者の山岸良二さんが、
「幕府の御用金もかなりの量があったといわれている」
「江戸城が最後の時にどれぐらいあったかははっきりしていない」
「一つだけはっきりしている事はまったくゼロというのは有り得ない」
と、おっしゃっています。
また、戊辰戦争の際に官軍が商人などから多額の軍費を徴発しています。(記録あり)
これと同様に幕府軍も徴発していますので、埋蔵する金がなかったというのはウソでしかありません。
簡単な話で、今の日本も借金大国ですが、防衛費を毎年5兆円計上しています。
政府のお金と軍費を分けて考えないと、今頃日本は他国に占領されているでしょう。
徳川幕府も大政奉還をみてもわかるように、幕府も政府ですから租庸調の税金を毎年徴収できたわけです。
横浜の生糸貿易の利益は莫大で、年300万両の黒字で、そこから得られる運上金(現法人税)は莫大なものでした。
よくフランスから借金をしていたので金がなかったという方がいますが、フランスからのODAにしかすぎません。
お隣中国は、2008年(北京オリンピックの年)まで日本からODAを受けていました。中国にお金がなかったのでしょうか?
このような歴史的、経済的な事実から見ても、徳川幕府にお金がなかったなどと言い切れません。
徳川埋蔵金については研究者が少ないのと、探し出すには多額の資金を必要とします。
研究者の協力もと、TVなどで発掘すれば出てくる可能性が非常に高いです。