>>830の仙台第13師団、仙台第104聨隊野戦小隊長の鈴木省五郎氏は、白兵戦に
ついても書いとられるけど、
[ある突撃のとき、私は理想的な形で斬り下げたと思った軍刀が弾んで、少しも
斬れなかった大失態を演じたが、…無事復員した後も、劔どうの大家に会い次第、
片っぱしから質問してみたが、納得のゆく答は得られなかった。私の軍刀は
「肥前国住近江大掾藤原忠広」の在銘の業物で、新刀番付の三役どころだから、
私の腕をはるかに上まわる持物である。]
剣道の大家たぁ、>>311の実戦慣れしとっての任侠ヤクザや日本刀喧嘩経験の
戦前の町内青年団や村の若衆らに聞いた方がええのにのう。ほいで、鈴木氏、
剣道範士の面高氏から片手斬りの方が効果的と説明され、>>774の高田露氏同様の
肥後の河上彦斎から[「人を斬るのは片手打ちがもっとも仕よいようである。…
私は元来武術の素養がないので、両手を使うのは具合が悪い。…それで自己流の
片手打ちを考え出したのである。」]と、河上彦斎が云うたんかどうか別として、
普通、>>732 の三村氏も、斜め下からの逆袈裟は鞘から離れた同時じゃけぇ、
片手打ちに自然と成るもんじゃし、両手打ちじゃの変化の体の入れ替えか、
留めの一撃くらいよ。白兵斬り込みも斬り合い喧嘩同様、お互い構えてじゃの無ぁ
けんのう。鞘から離れた時が勝負よ。鈴木氏は競技剣道と勘違いのまま戦場行かれ
たんじゃのう。あんまし東北兵団の白兵戦レベルも高う無ぁんも、なるほどのう。