>>810
>>812の続き。
[事実、新潮では、公文書研究に精通する有馬哲夫・早稲田大学社会学部および
同大学院教授もこう断じている。
「慰安所という言葉を使うのであれば、その施設に軍医や憲兵がいるなど、きちんと
軍が運営管理していた実態を把握する必要があります。しかし、公文書からは
そうした事実は読み取れません。逆に一般に開かれた施設であることを文書は証明
しているので、軍事売春所、つまり山口氏の読み替えた慰安所ということも完全に
否定されます。一般大衆に開かれていては性病予防が徹底できず軍用にふさわしく
ない。文書にそうあり、その要旨からもあり得ないのに、山口氏は故意に無視して
おり、捏造と言われても仕方がないでしょう。旧日本軍の場合、慰安所の管理体制を
示す資料がありますが、この公文書はそうしたものは何もないのです」
山口記事では、ベトナム従軍経験のある元米軍大佐のアンドリュー・フィンレイソン
氏が「韓国軍の慰安所は確かにサイゴンにありました。よく知っています」などと
証言したとされる。ところが、「新潮」がこの退役軍人に取材すると、「そんな風
には言っていない」と全否定。そもそもフィンレイソン氏は「その場所をよく知って
いたわけではありません」として、ついで「私は慰安所という言葉を使っていない。
そういう用語が出ていたならば、発言に気をつけていたでしょう」と断言したという
のである。こうした証言者に関する"矛盾"は他にも多くあり、「新潮」による
フィンレイソン氏へのインタビューは動画でも公開された。]