みなさんあけましておめでとう。
>>303の続きじゃが、戦前はカタギと裏社会の区分が明確じゃのうて、商工業者は
武闘派人員を雇うとったけぇのう。土木業が◯◯組云うんも、任侠業界と一緒じゃし
気性の荒いもん抱えとったけぇのう。商業でも奉公人は元殺人歴があったりよるもんを
抱えとったし、借金返済も兼ねてやりよったんよ。
ほいから、明治、大正期、まだ会社員的な営業マンが行商する以前の昔ながらの
行商人にゃ喧嘩売ったら大事よのう。背負うとる荷物に差した棒で撲殺される可能性も
高かったし、大正期わしん親族の所に出入りしとった行商人も一発で強盗犯を
撲殺したし、柔、棒術達者の被差別系の人じゃったけぇのう。
わしん親族の雇うとる奉公人も殺人仕事もこなせる達者揃いなんも、軍隊で
上官暴行のやりたい放題の曾祖父のお気に入りじゃったせえもあろう。
まあ、昔の経営者はカタギたぁ思えん人らが多かったし、西日本の若衆制は、各町の
青年団が警備組織や時に暴力組織に成った時代じゃったけぇのう。
ほいから、わしん親族は子弟や娘でも夜間、棒持って蔵の警備やらされたし、
怖気行為したら家から放り出されて、家へ入れて貰えんし、躾も厳しかったもんよ。
こうやって日常鍛えられていくんよのう。昔しゃあ。