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山口県人の民俗学者の宮本常一氏の社会の底辺を「日本残酷物語」とされるように、
日本は残酷な社会じゃし、国民を不幸にする傾向が強いよ。今の格差社会も
自殺者が多いいわけで、海外からの実習生の奴隷労働にしてものう。
自国民を食い物にする政財官の連中も不人情で異民族統治気分でおる。
民俗学者の宮本常一氏と歴史地理学者の飯塚浩二氏の対談から、
宮本「精一ぱい生きておりながら、酬いられる所が少ない。それが実は残酷なん
ですね。」
飯塚「戦前の講談社的な線でうまくいった人達が、成功したとたんお説教する方に
回ってしまう。… 成功した人はみんなやってる。これもまた残酷だな。みんなが
そういう条件をもっているか、もってないかぬきにして、俺に見習え、俺はやれたと
いうことをいってね、人間が他人に対してどんなに不人情になれるかという見本
みたいなところがある。それから自分が不幸な場合に自分よりもっと不幸な人が
あることによって、上もきりがないけれども、下もきりがないという恰好で自分を
なぐさめちゃってね、それで下の方をまるごと見殺しにしている。」